こんにちは!ラージ高山です!
今日は、東京ヤクルトスワローズの石川雅規選手について解説していきます!
身長167センチと小柄な体ながら、長年スワローズでエースとして活躍し続け今年でプロ17年目を迎える、ベテランピッチャー石川選手。今年で38歳を迎え衰えを隠せない部分はありますが、それでも先発ピッチャーとして現在も戦力面で、そして精神面でチームを支える石川選手には頭が上がりません。
今日はそんな石川選手について解説いたしますので、どうかお付き合いください。
目次
- 石川雅規選手の成績
- プレースタイル
- 人柄
- 名シーン
- まとめ
1.石川雅規選手の成績
成績表を見てわかる通り、実は石川選手はレジェンド級のピッチャーです。プロ16年間で11度の2桁勝利、13度の規定投球回到達、いずれも現役のピッチャーの中では最多です。石川選手のすごいところは、このように長年にわたって活躍し続けるところです。
もちろん、石川選手が投げる傍らで、ものすごい活躍を見せる選手は他にもいました。松坂大輔選手や上原浩治選手、斉藤和巳選手やダルビッシュ選手など、、、。最大瞬間風速という意味では、確かに石川選手は彼らに劣ります。
しかしそれ以上に、石川選手は大きなけがをせず長年ローテを守り、最多勝には届かないまでも幾度も2桁勝利を記録する。どちらかと言えば、山本昌氏(元中日ドラゴンズ)や三浦大輔氏(元横浜Denaベイスターズ)のような部類の選手だと思います。
2.プレースタイル
典型的な「打たせて取る」タイプの投手です。低身長の左腕というだけあって、決して石川選手の球速は早くありません。実際に球場で観戦すると、石川選手が138キロのストレートを投げただけで、すごく速く感じてしまいます(笑)
さてストレートが遅い分、多彩な変化球と針の穴を通すようなコントロールを武器にする石川選手。そのコントロールは、左右関係なくあらゆるバッターを困惑させます。さらに石川選手の武器は、通称「カツオカーブ」と呼ばれるスローカーブで、緩急を利かせた投球もい石川選手はできます。
ちなみに「カツオ」というのは、サザエさんの磯野カツオに似ているという理由で、青木宣親選手が石川選手に付けたあだ名です。
石川選手は、バッティングも得意です。近年は衰えのせいか打撃に陰りが見えますが、以前はファールで何球も粘ったりと、とにかくバットに当てるのが上手い選手でした。あと送りバントは、並みの野手よりも格段に上手いです。
3.人柄
バラエティへの出演が多いからか、話すのが非常に上手な選手だと思います。またその話し方からは、野球への熱意と向上心が伝わってきます。加齢による衰えを理由にせず、毎年開幕投手や2桁勝利を目標に掲げたり、とにかく向上心が強いです。
そしてベテランながら時に感情を表すこともあり、先発登板した昨シーズンの7月8日には、5回途中4失点で降板した際にベンチで悔し涙を流す姿もありました。テレビの中継でこれを見ていた時には、石川選手が引退を意識してしまうのではないかと不安になりましたが、本人曰く山本昌さんのように長くやりたいそうなので、応援したいですね。
4.名シーン
私が野球を見始めた頃から今に至るまで活躍している選手なので、正直名シーンはたくさんあります。結構迷いました。その中でも1つ選ばせていただいたのは、古いですが2009年の試合です。
この年スワローズは、球団史上初のクライマックスシリーズ進出を阪神タイガーズと争っていました。特に10月8日、9日決戦は、しばらく語り継がれていた阪神とのCS争い決戦でした。私が今日紹介するのは、9日決戦のほうです。前日の8日に勝利を収めていたスワローズは、この日勝てば事実上CS進出が決定する状況でした。
先発投手の石川選手は6回まで2失点の好投でしたが、7回に2死12塁のピンチを迎えます。そしてバッターは確か関本賢太郎選手(記憶が曖昧ですみません。)。そして彼の打った打球は二遊間を抜けるかに思われました、、、が、なんとセカンドの森岡選手(現スワローズ二軍コーチ)が横っ飛びで体を張ってボールを止めます!
森岡選手のおかげで勝ち越されずに済んだものの、なお2死満塁でバッターは金本知憲選手(現阪神タイガーズ監督)。当時の金本選手はフルイニング出場のギネス記録やトリプルスリー達成など、レジェンド的存在でした。そんな金本選手との、CSをかけた大一番の勝負、テレビ越しにドキドキしながら見ていたのを覚えています。
そして何球目かは忘れましたが、石川選手の投じた渾身のストレートを金本選手がフルスイング!結果はキャッチャーフライで、石川選手が勝利しました!
その裏の攻撃で勢いづいたスワローズは、宮本選手(現スワローズヘッドコーチ)のタイムリーで勝ち越し、逃げ切り勝利を収め、球団史上初のCS進出を果たしました。
本当に息を呑むような場面でした。
5.まとめ
燕の大黒柱として長年先発ローテーションを支えてきた、石川雅規投手。現時点では今年の開幕投手は誰になるか分かりませんが、小川選手が疲労骨折で出遅れている今、石川選手が今年も開幕投手を務めるかもわかりません。
加齢に伴ってキャリアハイをたたき出すことは難しくなってきますが、それでも長く野球選手を続けて、山本昌さんのようになってほしいです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。