More from my site

選手紹介⑦燕のエースにして平成のライアン!小川泰弘選手について!

選手紹介⑦燕のエースにして平成のライアン!小川泰弘選手について!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは、ラージ高山です!

今日は東京ヤクルトスワローズの小川泰弘選手について紹介したいと思います。

小川選手と言えば、足を大胆に上げるピッチングフォームが特徴的な、かつてメジャーで活躍したノーラン・ライアン選手に似ていることから「ライアン小川」とも呼ばれています。

創価大学時代に数々の記録を打ち立てた後は、2013年からスワローズでエースピッチャーとして活躍しています。今日はそんな、平成のライアン小川選手について解説していきます。

目次

  1. 小川泰弘選手の成績
  2. プレースタイル
  3. 人柄
  4. 2012年黄金ドラフト5選手の成績比較
  5. 「飯原落球の悲劇」と「七夕の悲劇」
  6. 名シーン
  7. まとめ

1.小川泰弘選手の成績

1年目がすごい成績ですね。この年は最多勝と最高勝率、2つの投手タイトルを獲ったことで新人王も受賞しました。その後2桁勝利は優勝した2015年のみですが、2014年は「飯原落球の悲劇」がなければ2桁していました。昨年も怪我さえなければ、そして「七夕の悲劇」がなければ2桁していたかもしれません。

これらの悲劇については後述しますが、何かと悲劇に見舞われることが多いのが小川選手です(笑)

防御率も比較的安定していますし三振もある程度獲れるので、皮肉ですがチームが違えばもっと勝てたかもしれません。

2.プレースタイル

足のつま先を首のあたりまで上げ、ダイナミックに投げ込む小川選手。実はストレートの球速は140キロ代後半が多く、特別ストレートが速いわけではありません。しかし小川選手の球は、スピード以上の伸びと重さがあり、実際にこのストレートで三振を獲ったりしています。

変化球は特筆するべき決め球があるわけではありませんが、コントロール良く多彩な変化球を投げ分けて打たせて取るピッチングもできます。

実は小川選手のフォームは非常に体に負担がかかるため、小川選手自身怪我をしないために負担の少ないフォームに変えたりもしていました。しかしその結果は2016年は散々な結果になってしまい、2017年からはまた元のフォームに戻しました。すると小川選手は本来の球威を取り戻し、1年目の時の活躍を見せていましたが、結局シーズン途中に怪我、さらに終盤に疲労骨折し今シーズンの開幕には間に合わなくなってしまいました。

果たして今年は怪我をしにくいフォームにするのか、それとも怪我を恐れずダイナミックに投げるのか、気になりますね。

ちなみに小川選手はバッティングにも力を入れており、2015年にはホームランも1本打っています。

3.人柄

かなりおとなしく、シャイです。今でこそ慣れましたが、1年目はヒーローインタビューもたどたどしく、話すのがあまり得意でない印象でした。スワローズのエースとして活躍しているだけあってバラエティ等の出演も多いですが、いつも番組内での発言回数は一番少ないです(笑)

ただ信念はしっかりしており、創価学会の会長さんだったと思いますが(すみません曖昧です)、小川選手は会長さんから「意思のない球は打たれる」と言われ、その教えを心に持って常に1球1球魂を込めて投げています。

私は創価学会の会員ではありませんが(というか如何なる宗教法人にも所属していませんが)、この言葉には説得力があるように思えました。

4.2012年黄金ドラフト5選手の成績比較

さてさて、実は小川選手の同期はいずれも球界を代表する選手達です。誰だか皆さんわかりますか?

答えは

小川泰弘選手(スワローズ)・菅野智之選手(巨人)・藤浪晋太郎選手(タイガース)・大谷翔平選手(エンゼルス)・則本昂大選手(楽天)の5選手。

いずれもチームのエース、しかも日本代表経験者ばかりです。この5選手が揃っていた2012年のドラフトは、なんと豊作だったことでしょう。

特に初年度となる2013年は、大谷選手以外の4人が2桁勝利を達成しています。

小川16勝4敗

則本15勝8敗

菅野13勝6敗

藤浪10勝6敗

新人が4人同時に2桁勝利なんてめったにないので、奇跡の年としか言えません。しかも小川・菅野・藤浪の3選手はセリーグなので、3人による激しい新人王争いが繰り広げられました。3人とも年度がずれていれば、皆新人王を受賞できたでしょう。

大谷選手は二刀流のため1年目は目立った活躍はできませんでしたが、2年目から2桁奪三振2桁本塁打を記録しているので、早々と活躍し始めたと言って間違いありません。

次にプロ5年間の5人の通算成績を比較してみましょう。

則本65勝47敗

菅野61勝33敗

小川52勝34敗

藤浪45勝37敗

大谷42勝15敗

うーむ、はっきり言ってすごい。特に上3人は、平均勝ち数が10以上です。数字上、毎年2桁勝利をしていることになります。実際新人の年から2桁勝利を続けているのは、則本選手1人ですが。

大谷選手は去年怪我でシーズンの大半を棒に振ってますし、藤浪選手は去年イップス気味で不調に陥ってましたが、それでもこの成績は一流と言えるでしょう。

小川選手に限らず、私はこの5選手の今後の活躍には目を光らせておきたいです。

5.「飯原落球の悲劇」と「七夕の悲劇」

成績の所でもお話ししましたが、小川選手は度々悲劇に見舞われる不運の選手です(笑)

まずは「飯原落球の悲劇」から。2014年10月7日の試合です。この年スワローズは最下位、小川選手もシーズン途中でピッチャーライナーを手に受けて負傷し、離脱していました。まずこの時点ですでに悲劇なんですけど、小川選手は復帰後また勝ち星を重ねていきます。

そして2014年シーズン最終戦であるベイスターズ戦、今シーズン限りで監督を退任することになっていた小川監督(現スワローズ監督)が指揮を執るラストゲームであり、9勝5敗で迎えた小川選手の2桁勝利がかかった大事な試合でもありました。

ちなみにこの試合、私も現地観戦していました。当然です、ダブル小川の大切な試合ですから。

そして8回表の守備、先発の小川選手は8回2失点の力投を見せながらも2死23塁のピンチを背負っていました。そして何球目かは忘れましたが、小川選手の投じた球をバッターは打ち損ね、レフトへの浅いフライになりました。

「やった!打ち取った!」誰もがそう思いました。あの瞬間までは。

打ちあがった打球を、ショートの森岡良介選手(現スワローズ2軍コーチ)が追いかけていきます。「おいおい森岡、どこまで追っていくんだ」と私は思いました。

レフトの飯原選手(現BC栃木)も出てきました。「おいおい、どっちどっち、どっちが捕るんだ??」と私は不安になりました。

そして最終的に森岡選手が飯原選手に譲ります。しかしここで悲劇が、、、、、、

以下は私が耳にした(もしかしたら私も言っていたかも)観客席での声です。

「おい、飯原、捕れよ?おいおい、大丈夫か?おい、捕れよ捕れよ捕れよ?、、、、、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

いやほんとに、誇張とかじゃなくてこんな感じでした。もう悲鳴とヤジが飛び交ってましたね(笑)

だって、あとワンアウトで小川選手の2桁勝利がほぼ確定って場面だったのに、飯原選手の落球で一気にランナー2人帰って逆転されましたからね。

普段ポーカーフェイスなあの小川選手が、「はあああああ!?」って顔してましたからね。結局試合はそのまま負けて、とても後味の悪い最終戦でした。

あと、飯原選手は僕に人生で初めてボールくれた選手だったので、すごい好きでした。だから残念な反面、かわいそうにも思えました。

もう一つは記憶にも新しい、「七夕の悲劇」です。

2017年7月7日の広島カープ戦です。カープファンの間では、「七夕の奇跡」と呼ばれています。まあ奇跡か悲劇かなんて、立場によって変わりますからね。

スワローズはこの時5連敗中で苦しい状況でしたが、久しぶりに打線が繋がり9回表の時点で8-3と5点リードしておりました。そして秋吉の怪我により抑えが不在の中、怪我明けの小川選手が抑えとしてマウンドに上がります。

「勝てる、、、勝てるんだ、、、、!」この時ばかりは、誰もがカイジのように勝てると思っていたことでしょう。ちなみに私はこの日塾講師のアルバイトがあったため試合が見れず、バイト前にスマホで速報をチェックして、「あ、今日は久しぶりに勝てそうだ」って思っていました。

しかし悲劇は起こります。

怪我明けな上に抑え経験のない小川選手は、バティスタ選手、菊池選手のソロホームラン、さらに松山選手のタイムリーで3点を失い、2点差とされます。さらに2死13塁のピンチの中、鯉の切り札新井さんが代打として登場します。

そしてなんと、、、絵にかいたような奇跡であり悲劇でもある、お釣りなしの逆転スリーランホームランを打たれてしまいます、、、。

私もバイトが終わって、「きっと勝ったんだろうな~」とウキウキしながらスマホを開いて、「え、、、、、、なんで、、、」と呆然としたのを覚えています。

ちなみにこの日の試合後、暴徒化したスワローズファンがクラブハウスを囲み、

「真中出てこい!!!」

「真中辞めろ!!!」

「シャワーが長いぞ!!!」

と言った罵声が飛び交ったという報道もありました。

そのくらいスワローズファンにとっては、ショックのでかい悲劇的敗戦でしたからね。

まあシャワーが長いは、別にいいだろって思いましたが(笑)シャワーで泣いていたのかもしれないし。

6.名シーン

なんだか悲劇シーンばかりになってしまいましたが、もちろん小川選手にも名シーンはあります。ただ、私が選ぶ小川選手の名シーンは、バッターとしての小川選手の話です。

私が選ぶのは、2015年8月26日の巨人戦、そう、あの「小川の11球」です。

ご存知の通り、この年はスワローズと巨人の熾烈な首位争いが繰り広げられていました。そしてこの試合、スワローズの先発は小川選手、巨人の先発は菅野選手とまさにライバル対決でした。

そして0-0で迎えた4回裏の攻撃、2死満塁のチャンスで小川選手に打席が回ってきます。ピンチとは言え打席に立っているのはピッチャー、そしてマウンドにはエース菅野。誰の目から見ても、菅野選手有利の勝負だったことに間違いありません。菅野選手も、最初は顔に若干の笑みを浮かべる程度には、余裕そうでした。

案の定3球で2ストライク1ボールと、小川選手は追い込まれます。しかしここから、怒涛の粘りが始まります。

小川選手は4球目のボール球を見送りカウントを2ストライク2ボールとすると、7球目まで3球連続でファールで粘ります。

だんだんと顔が曇る菅野選手。

さらに8球目のボール球を見送ってフルカウントとすると、9球目10球目をファールで粘ります。

そして迎えた11球目、インハイのボールを見送りフォアボール!!!

なんとピッチャーの小川選手が、バッターとして菅野選手から11球粘って押し出しのフォアボールを選びました。

正直、かっこよかったです。9人目の野手としての役割をしっかりと果たそうとするその姿は、本当にかっこよかったです。結局この試合は4-0で勝ちました。こういった小川選手の姿勢が、あの優勝につながったんだと思います。

7.まとめ

悲劇に熱闘に名シーンが多い小川選手。今年は疲労骨折のせいで開幕には間に合いませんが、5月あたりから先発ローテーションに入って、2桁してくれたらいいですね。年齢的にも若手から中堅に差し掛かる頃なので、戦力的にも精神的にもスワローズの柱となってくれたらなと思います。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。