こんにちは!ラージ高山です!
今日は、東京ヤクルトスワローズの雄平選手について紹介します!
雄平選手と言えば、ドラフト1位のピッチャーとして入団しながら、怪我や伸び悩みで打者転向を余儀なくされ成功した数少ない例です!
雄平選手も、畠山選手や川端選手同様ここ2年は怪我で思うような活躍ができていませんが、それ以前は元投手とは思えないような活躍を見せていました。
今回は、そんな雄平選手のピッチャー時代も含め、解説していきたいと思います。
目次
- 雄平選手の成績
- プレースタイル
- 人柄
- 名シーン
- まとめ
1.雄平選手の成績
投手成績
まずは高井雄平選手の投手成績から!最速151キロ左腕として2002年のドラフト会議で1位指名を受け、スワローズに鳴り物入りで入団します。ダルビッシュ選手(カブス)の高校の先輩でもあり、ダルビッシュ選手がプロ入り後に目標とするピッチャーとして掲げた選手でもありました。
この成績を見ると、正直防御率があまりよろしくありませんが、ピッチャーとして登板した試合数は少なくないというか、バッターに転向するような選手の成績には見えません。2007年はチーム内トップの52試合を投げていますからね。今で言えば石山投手が、バッターに転向するようなものですね。
打者成績
そしてこちらが雄平選手の打撃成績です。投手時代のも含めて載せました。なお、2010年2011年の転向期間は1軍の試合に出ていないので省きました。
まず注目すべきは、先発投手を務めていた頃の2004年は投手ながら打率3割を記録し、2005年に至ってはホームランを打っていることです。高校通算36本塁打の記録も持っていますし、元から打者としての才能には溢れていたわけですね。
転向後の2014年には規定到達での打率3割と20本塁打をクリアしており、とても年間50試合投げていたピッチャーとは思えない成績を残しています。怪我などもあり近年は成績が下降気味ですが、試合に出れば活躍する選手なので怪我せずに今シーズンを乗り切ってほしいですね(現在コンディション不良により2軍で調整中ですが)。
2.プレースタイル
投手時代は左腕としては珍しい150キロ越えのストレートを武器にしておりました。ただコントロールがめっぽう悪く、それで自滅するシーンも少なくありませんでした。私がスワローズを応援し始めた頃は雄平選手は、中継ぎとして毎試合のように出てきて度々ランナーを溜めて炎上し、ファンからは「高井劇場」と罵られていました。まああの頃は誰が出てきても、炎上するしかない救援陣でしたが(笑)
野手に転向してからは、思う存分その身体能力を発揮しているように思います。鋭いスイングでホームランやツーベースなど長打を量産し、走っても内野安打や盗塁を決める俊足。守っても元剛腕ピッチャーなだけあって、レーザービームともいえる送球でチームのピンチを救ってきました。まさに走攻守三拍子そろった外野手です。
もし最初から野手として入団していたら、球界を代表する打者になっていたかもしれません。最も、これからそうなる可能性も十分ありますが。
3.人柄
野球選手というのはグラウンド上では笑顔を見せても、いざファンと対面すると不愛想だったり無表情だったりすることは珍しくありません。選手からサインをもらったことがある人ならわかると思いますが、憧れの選手が自分に対して不愛想でがっかりすることもしばしば起こります。
もっともサイン会でもない限り、グラウンドの外でサインを求められても断る選手が大半なので、サインを書いてくれるだけでも十分優しいほうではあると思います。
しかし雄平選手は、数少ないグラウンドの外でも中でも笑顔を絶やさない選手です。なぜ知っているか、それは私が実際に雄平選手にサインをもらったことがあるからです。
確か2014年だったと思います、ナイターを観戦するために私は開門前から父とともに神宮球場に来ておりました。そして開門を待つ間神宮球場の外を歩いていると、なんと雄平選手に遭遇しました。私はすかさずサインを求めに行きました。すると雄平選手は、なんとなんと「超笑顔」で私にサインを書いてくださりました。
私はこれまでに選手やコーチ、監督にサインをもらったことは何度かありましたが、笑顔でサインを書いてくれたのは、雄平選手だけでした(ちなみにボールにまで範囲を拡大すれば、飯原選手(現BC栃木)と福地選手(元スワローズ1軍コーチ)は、私に笑顔でボールをくれました)。
ほんとにほんとに人柄の良さが溢れたサインでした。
4.名シーン
雄平選手の名シーンは、スワローズファンの皆さんにとっての名シーンだと思います。
覚えていますでしょうか、2015年10月2日の阪神タイガース戦です。
そうです、スワローズが14年ぶりにリーグ優勝を決めた、あの試合です!
私も当然この試合は優勝が決まるかもしれない大切な試合だったので、神宮に駆け付けました。そして私は、人生で初めてリアルタイムに目の前でスワローズの優勝を目にしました。
さて、この試合における雄平選手の名シーンはいつかというと、当然優勝決定の瞬間です。
この試合はスワローズが引き分け以上で優勝が決まる状態、一方の阪神も広島とCS争いをしていたのでタイガースにとっても大事な一戦でありました。
先発の小川投手の力投もあり、試合は1-1の投手戦でした。そして迎えた延長11回の裏、2死13塁でバッターは雄平選手!神宮は大盛り上がり!
そんな中、2ボール1ストライクからの4球目をスイング!
打球はファーストの横を抜けていき、優勝を決定づけるサヨナラ打となりました!
いやー、あの時は本当に興奮しましたね。いつも弱いスワローズが、ついに優勝するところをこの目で見れましたから。なにより、投手として苦しみ、打者転向した雄平選手が最後決めたというのも感慨深いですね。
5.まとめ
元投手とは思えない打撃センスと身体能力で戦う雄平選手。
彼の努力家なところは、若い選手たちが見習うべき部分でもあります。
現在行方不明中の雄平選手ですが、戸田での目撃情報はあるようなので、早くコンディションを整えて、開幕一軍は難しくても4月中5月中に復帰して、スワローズの躍進に一躍買って出ていただきたいですね。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。